冷蔵庫のホラー

五月祭に行ってきました。
金曜日の午前中に授業を行い、午後の新幹線で東京へ向かいました。


江戸東京博物館を見学してから、息子Aの下宿へ。
去年の年末、定期演奏会を聴きに、東京へ行って以来の五ヶ月ぶりです。
今回は、指先のネイルを保護するために、ゴム手袋持参でまいりましたが、大正解でした。
下宿に到着して、すぐに二回洗濯機を回ました。
私が宅急便で送ったダンボールや、飲料水をまとめて買うのか、「美味しい水」のダンボールが山ほど積み上げてあったのを分解して紐でまとめて、三縛り分の山をこしらえました。
45リットルのゴミ袋が二杯分のゴミが出ました。
ジーパンと、チノパンと、ひじの抜けたセーターと、サイズが合わないティーシャツと、相手がいない靴下数枚と・・・・衣料品だけでも5〜6枚処分。


一番のホラー体験は、ナンと言っても冷蔵庫の中身です。
ここからは、心臓の弱い方、想像力の豊かな方は、読まないほうがいいですよ。


まず、一番最初に冷蔵庫の奥をまさぐってみると、石鹸が3つ入っているのに気がつきました。
「ばかだねえ、なんで冷蔵庫に石鹸を入れるかな〜」
ピンクと白と緑色の石鹸がそれぞれ、一つずつ個別包装されおりました。
ビニール包装の表面には『名古屋名物 一口ういろう』の文字が・・・・
「ええ〜?これって、去年の夏のあのういろうなのか」
・・・即、ゴミ箱へ直行です。


次に手に触れたのは、「信玄もち」。
これは、去年の秋ごろ、河口湖へ行ってきた時の土産でした。
これも、即、ゴミ箱へ。
以上の二つは、とりあえずは密封状態で個別に包装されていて、ホラー度でいったら、序の口レベルといえるでしょう。


一番のホラー体験は・・・
伊勢の名物「赤福もち」ってご存知ですか?数年前に、ちょっと世間を騒がせてしまった、あの「赤福」です。消費期限が一日か二日と短く、しかも冷蔵庫で保存すると中の餅が固くなってしまうので、常温で保存するという、たいへん足の速い生菓子です。
な〜んか、見なれた箱があるけど、ちょっと・・・えっ・・・あの「赤福もち」の・・・箱か?
しかも、箱の蓋が微妙にズレていて、まさか中身が見えちゃったりしないよね・・・・・・
恐る恐る箱を取り出して、ぴったり蓋を合わせると、直ちにゴミ箱へ捨ててしまいました。
先ほど、東京から戻って、一番にこの話を息子Bにしましたら
「なんで、中身を見なかったんだ〜。きっと、すごいことになっていたと思うよ〜。そういうのの経過観察をユーチューブあたりで流したら、結構な反響があるくらいの代物だったのに」
と、かなり本気で中身の様子を知りたいようでした。


というわけで、冷蔵庫及び冷凍庫の中身も随分整理して、だいぶすっきりしました。
確かに、冷蔵庫の中には、時折物体Xなるものが潜んでいることはあります。息子Aばかりを責められないとも思いますが、いくらなんでもここまで経年したものを、あんなに小さな冷蔵庫にいれておくだろうか。扉をあけたら一目で全てが見えるような、「一人暮らし応援」の家電コーナーで購入した冷蔵庫ですよ。


男の子の一人暮らしって、こわいですねぇ、恐ろしいですねぇ、キモイですねぇ。