所変れば

昨日、永年高校の教諭を続けてきた友人と話していて、一つビックリしたことがありました。


彼女は、俗に言うところの「底辺校」から、「進学校」まで、いろんな高校で働いてきました。
底辺であろうと進学校であろうと、女性の先生がファッショナブルな服装をしてきてはいけないっ、という不文律があるというのです。
ジェルネイルなんて、まずアウトなんだとか。(ひぇっ。私、今、ジェルネイルの指してます)

私が働いている高校では、確かに、ミニスカートとか肌の露出のある服を着ている先生はいませんが、「地味」な服装っていう先生は、(ときどきはおられますが)まずいらっしゃらない。
小物の使い方とか、ヘアスタイルとか、スカートの丈、レギンスやタイツの色づかい・・・本当に気を配っているなあ・・・と思えるファッションの方が多いのですよ。勉強になります。


かといって、うちの学校の生徒が、派手な服装したり、化粧をしているか、といえば、全くそんなことはありません。
何度も言いますが、ツヤツヤの髪と化粧気のないパッツンパッツンに張った健康的な頬。適度なスカート丈に地味な通学鞄と便所スリッパ(もう少しかわいい鞄とスリッパにしてあげたらいいのに・・・)。
これ以上、生徒の身だしなみに関して地味にすることろが探せないくらい地味な生徒たちです。
本当に記憶力意外にケチのつけようがない、といってもいい。
(記憶力に関しては、若干不満がありますが・・・・)


で、友人曰く。
そんな居心地の良い高校は、そんなにあるもんじゃない。そこの環境が当たり前だと思っていたら、大変なことになる・・・・とか。
私も、居心地の良さに関しては、薄々、「当たり前じゃない」ということを感じ始めています。
聞くところによると、特に、「進学校」といわれるところは、定期テストの学級ごと・学科ごとの平均点が、職員室の黒板に張られて、暗に、先生同士の指導力を競わせるような雰囲気のあるところすらあるそうですから。
でも、それは間違ってるよね。
そんなん、テストを作った先生のクラスの得点が高いのは当たり前なんじゃないのか?
それをやるなら、駿台河合模試でしょ。
全員同じ条件下でなくちゃ。定期テストの結果じゃ、ただ職員室の雰囲気を悪くするだけよね〜