物忘れ

去年の夏は、節電とパソコンの習得のために、夏休みの間にせっせと勤め先の高校へ通ったものでした。
うちの高校の職員室は、前にも紹介しましたが、クーラーの利きがとてもよいのです。私の席は、冷風がまともに直撃するクールスポットだったせいもあって、涼しい思いをさせてもらいました。


パソコン・・・とくにエクセルが苦手だったんだけど、全くの初心者をターゲットにした習得本を片手に、とりあえず一冊やり終えて、ものすごく充実感を味わったものです。
思いっきり肩を怒らせてパソコンに向かっていてたので、肩がガッチガチに凝ったものでした。
「この肩こりも、エクセル習得の勲章みたいなもんだわ」


ところが・・・・
先日、ちょっとエクセルを使いたいことがあって、開いてみたところ、情けないほどに忘れている自分を発見してしまいました。
ちょっと悲しい。いや、すごく悲しい。
日頃、教壇の上から生徒たちに向かって偉っそうに、
「うろ覚えが一番怖いよ。今、出来たと思っても明日忘れているかも知れないから、トレーニングのつもりで、何度もやって身に付けよう」
とかなんとか、ほとんど毎日のように演説してますが、これはまさしく自分自身に向かって言いたい台詞じゃないですか!


ものすごく恥じ入って、ひとりでパソコンの前で赤面してしまいました。


「うろ覚え」は本当にダメですね。