英単語

夏休み、ボケ防止と趣味と実用を兼ねて、英語の勉強をしています。
むか〜し昔、大学受験を控えて勉強していたときは、
「この10個の単語は絶対に覚えよう」
と決めたら、単語だけひたすら覚えて、一つでも忘れてしまうと、なんだかすごく不安になって、
「また復習しよっ」
とかいって、なかなか先に進めなかった記憶があります。
息子Bを見ていると、まさにそんな感じ。

私は、息子Bには
「忘れること前提で、どんどん先に進めば良いんだよ」
と言いますが、本人は、
「忘れる単語の数だけ増やしていくようなのはいやだ」
と言います。
たしかにねえ、気持ちは分かります。
結果的には、やればやるだけ、忘れた単語を増やすことになるわけだもんね。

しかし、ナンチャッテの年になると、
「10個やって、2個覚えていたら儲けもの」
くらいの軽い気持ちなので、万が一、三つも覚えていた日には、
「まだまだ捨てたモンじゃない」
などと舞い上がってしまうのです。
今、思うと、若い頃は、
「えっと・・・あの単語は昨日見たやつだ。あ゜〜なんだったっけ」
という忘れ方でしたよね。
しかし、今の忘れ方は、きれいさっぱり跡形もなく忘れるという大変潔い忘れ方(初めまして。お初にお目にかかりますぅ・・・みたいな)なので
「えっと、えっと・・・」
と呻吟するあの悩ましさがないってのも、嬉しい進化(退化ともいう)です。


現役高校生と違って、時間だけはたっぷりあって、昔より格段に使いよいオーディオ機器があって、高校の職員室には、津田塾だの外語大など英文科卒業の優秀な高校の先生がウヨウヨしていて気軽に質問できる、この恵まれた環境を利用しないと、罰が当ります。


今日も、
「せめて二文は覚えよう」
くらいの緩い気持ちで、英文に目を通しています。