行くべきか?

息子Aは来年からキャンパスが移動になります。それに伴って大体この時期に下宿生の皆さんは、キャンパスの近くに下宿を借り替えるようです。


今の下宿は、もんのすごく便利なロケーションにあります。
大学からも、めっちゃ近いし、なにより自分の家に冷蔵庫が必要ないくらいの距離に24時間のスーパーがあるからです。
自画自賛になりますが、ナンチャッテが母の目でしっかり選んで決めた下宿です。


息子Aは、20歳になったと同時に、何だか急に『俺、大人だし』みたいなことを言動に示すようになりました。
「あ〜、下宿は俺が決めるから、母さんは来なくてもいいよ」
文字通りは上記のような表現ですが、翻訳すると
「あ〜、母さんには来てほしくないし。ていうか、来てもすることないし」
となります。


でも、息子の目で選んだ下宿なんて、不安じゃないですか?部屋が北向きだったり、じめじめだったり、古かったり、付近の状況だって、生活するのに不便だったり、うるさかったり、駅から遠かったり・・・・


いろいろ心配なことが尽きないわけですよ。
で、とりあえず自分の目で確かめる気持ち満々なんですが、先ほどスカイプで話した夫は、
「もう、息子Aも大人なんだから、任せておけばいいよ。あまり息子に構っていると、イッチャンのお母さんみたいになっちゃうよ」

はいはい、解説します。
NHKで静かなブームとなった『サラリーマン・ネオ』という番組をご存じですか?
その中で、めっちゃくちゃ過保護なモンスターペアレント(母)と、イッチャンという気弱で40歳くらいの息子(課長)が、部下のところにイチャモンをつけにやってくるという設定のショートコントがありました。
これが、妙にリアリティーがあるのです。
夫も私も爆笑しながらも、もしもこんなのがいたらちょっと怖いかも・・・・と思わずブルルッとなってしまう、笑いと恐怖の配合が絶妙なコントでした。
久しぶりに、イッチャンの名前を聞きました。


夫にそんな風にいわれて、なんだか急に東京行きの気分がそがれてしまったナンチャッテです。