ノロウイルス考

遅ればせながら、インフルエンザの予防接種を息子Bと受けてきました。
今年は、まだ大流行という気配はないようですが、それでも勤め先の高校では、ちらほらインフルエンザで欠席する生徒が現れ始めています。
それよりも今シーズンは、ノロウイルスが猛威を振るいましたよね。


テレビのバラエティーで、「ノロウイルス」という名前を変えようという動きが全世界的規模であるというのを見ました。
日本では野呂さんという苗字の方が、また、ヨーロッパやアメリカでもノロと発音する苗字は、べつに特殊な苗字ではないそうです。
これだけ蛇蝎のごとくに扱われるノロウイルスですから、流行る度に
「このノロウイルスめがっ」
みたいな口調で語られたら、そりゃ嫌な気持ちがするでしょう。


同様に、実はアメリカで、ちょっと嫌だったことを思いだします。
コガネムシのこと、英語でナンと言うかご存知でしたか?
「ジャパニーズ・ビートル」というんです。
あるとき、ジャパニーズ・ビートルが大発生した年があって、庭の木々に鈴なりになっているのを駆除する姿を見かけました。
そのときにもコガネムシたちは
「この害虫めっ。ジャパニーズ・ビートルめっ」
と、目の敵にされていました。
どうしてコガネムシのことをジャパニーズ・ビートルというのかは不明です。おそらく本物のビートル(カブトムシ)より小ぶりなところからイメージされているかもしれません。


むかし、風俗関係のお風呂(?)のことをトルコ風呂といっていましたが、日本にいるトルコ人が、その呼び方は大変不愉快だから改名してほしいと要望をだして、それ以来名前が変りました。今はソープ(?)ですか?
その当時は、そんなに目くじらたてて抗議するほどのことかな?と思ったりましましたが、実際にジャパニーズ・ビートルの件で、なるほどと納得しました。
確かに、いやだな〜、と。


野呂さん他、世界中のノロさんたちのために、名前、変えても良いんじゃないかな。