藁縄

今日も、母の陶器屋さんへ出向いて、せっせと掃除して来ました。
なにしろ古い店で、何十年越しの商品が、無秩序に積み上げられているわけですから、そう簡単には片づけが終わりません。
商品の片付けの目的の一つには、縛ってある紐が劣化して切れ掛かっているのを、棚から下ろして縛りなおすという作業があります。
ビニール紐は、ご存知の通り、扱いやすいのですが日光に弱いのが難点。
一方、昔ながらの藁縄は、ごつごつとしていて扱いにくいのですが、紫外線による劣化は少ないようです。
と、ここで「ん?」と思いませんでしたか。
藁縄(わらなわ)って、ナニ?
解説しましょう。
水戸黄門の古いバージョンの再放送などで、呑百姓が砧かなんかで藁を叩いて柔らかくしては筵や縄をなっているのをみたことありませんか?あれです。


この店は、とにかく古い店なので、むか〜し、ナンチャッテのおじいさんが店をやっていた頃に仕入れた商品なども倉庫に残っているわけ。それらの中には、藁縄で縛っているものもあるんですよ!江戸時代か!
倉庫の窓から差し込む日光を何十年と浴び続けて、ビニール紐は劣化してしまっても、藁縄はいまだ健在だなんて・・・自然素材って、意外に強いのです。


店の整理が済んだら(いつになるかは未定です)、次は倉庫の整理が待っています。こちらはナニが出てくるか全くの未知なる空間で、着手する勇気もでてきません。なにしろ、藁縄で商品が縛ってあるような世界ですから・・・・。
ちなみに、子どものお茶碗の図柄が、『マッハゴーゴー』とか『アタックナンバーワン』という超レアな商品がどっさりあるんです。
こ・こ・こわい・・・・