女性と子供の貧困の番組を見て

NHKスペシャルで、年末に、女性と子供の貧困のレポートを見ました。
シングルマザーが月に15万円くらいの収入で、幼い子供たちを育てている実情をレポートしていました。家賃・必要経費などを引くと、切りつめられるのは食費だけという、大変厳しい状況でした。

今の日本、なんといっても老人の人口割合が大きいですから、老人の声も大きくなります。それで、老人福祉や年金の充実を求める話をしばしば耳にします。
でも、それより、シングルマザーで子育てする家庭への支援の方が、急務なんじゃないのかという気がしてなりません。
テレビの中でも専門家が、子供への支援は、長い目で見たら投資だという話をしておられました。この考え方には、ナンチャッテは賛成です。
別に、老人への福祉を切り捨てよというつもりはありませんが、この先の日本にとって大切なのは、老人じゃなくて、こういう若い人たちだと思うからです。

実は、去年の夏、ナンチャッテの父が両足骨折という大怪我をしました。二か月入院しましたが、高齢だということもあって、もんのすごく手厚いのですよ、すべてが。
例えば、家の階段や風呂場やトイレに手すりをつけるという工事をしたのですが、かかった費用の9割も市から補助がでました。入院をしてみると、それ還付金だ、払い戻しだと、とにかく医療費がらみの返金率が高かったそうです。これは、確かに、ありがたい。両親のみならず、娘のナンチャッテとしても、福祉の手厚さに感謝の気持ちでいっぱいでした。
でも、一方で、
「老人にこんなに手厚い福祉行政を行って、市の財政は大丈夫なの?」
という疑問もちらっと心をよぎったのでした。
当事者である両親ですら、
「老人にこんなに手厚い福祉してもらって、いいのかねえ」
といっておりました。

政治家は、票のことばっかり(お年寄りの票)考えてないで、もっと若い世代のことを考えた、ばらまきではない、お金の使い方を考えてほしいものです。