夏の旅行

去年まで浪人生がいた我が家は、なんとなく沈んだ空気が当たりを制しておりました。
四月からは、息子Bも晴れて大学生となれて一人暮らしを始めました。
今は、夫と二人の暮らしです。


二人だけ、ということは、二人だけで旅行に出かけたり、レストランで食事したり、買い物に出かけたり、という行動がとてもとりやすくなるということです。
なんと気楽なことでしょう。


それで、せっかくのこの気楽さを満喫しようと、この夏はふたりでイタリア旅行にいくことにしました。
家族四人ともなると、旅行の費用だけでも馬鹿になりませんから、ついついケチケチ旅行になりがちですが、今回からは二人分の旅費ですむわけで、ちょっと大盤振る舞いの旅行をチョイスしました。


ここのところ、イタリアの歴史を書いた本を読んだり、ガイドブックを読んだりして、イタリアについて付け焼刃の知識を詰め込むのに一生懸命です。
勤め先の学校に置いてあって、この数年間は誰も手に取ったことがないんでないかい?みたいな古くさい『イタリアの歴史』というのは、たった一冊に2000年の歴史が詰まっていて、お手軽に概要をつかんでいてよかったです。


夏の旅行で唯一の心配は、我が家の狭い庭の水やりです。
狭いながらも今年も夫がグリーンカーテンを作り、ひまわりが咲き、ミニトマトが鈴なりで、ピーマンもスーパーで買う必要がないくらいには実り、サフィニアやブルーベルが咲いています。これらは朝晩二回の水やりが不可欠です。
「どうしようか?」
と考えていたら、夫がホームセンターで、タイマー付きの自動水やり器を買ってきてくれて、枯らしてしまう心配もなくなりました。
世の中、「こんなものが欲しいな〜」と私たちが考えるようなものは、大概、ホームセンターに売っています。


楽しみです。