おせっかいおばさん

新しい職場に配置されて、早くも一学期が終わりました。
実は、ナンチャッテは、学校の職場環境で、どうしても我慢ならないことがあるのです。
どこの学校も、おおむね、湯沸し室や洗面台の、水場の関係が美しくないのです。
洗面台の壁とか、シンクの中とか、湯沸し室のタイルとか、こういっちゃなんですが、「こんな汚いところで、よく、弁当箱を箱洗った、お湯を沸かしたり、手を洗ったりできるなぁ・・・」
と思ってしまうほどです。
ピカピカの蛇口というのを、みたことがありません。


ナンチャッテは、専業主婦歴に関しては、学校中のだれよりもキャリアを積んでいて、言ってみりゃ主婦のプロ。
この汚い環境を主婦のプロとしては見過ごすわけにはまいりません。
四月から、ほとんどナンチャッテが金属たわしでこすり続けて、なんとか合格ラインをキープしています。


夏休みに入って、午前中の学習会を済ませると、午後からは、自由な時間がとれることがあります。
ナンチャッテは、この夏休みに、いろいろ気になっていた校内の環境整備に乗り出しました。


一番気になったのは、貼り紙の貧乏臭さ。
例えば、職員室の入口横の、生徒が入室する際の口上の貼り紙。
「失礼します〜○年○組の××です。△△先生に〜の用事があってきました・・・」
みたいな貼り紙です。
一体何年前から貼ってあったのか知りませんが、日に焼けて紙質が劣化したのか、ボロボロ、というよりびりびりでした。
例えば、湯沸し室の壁に貼ってある諸注意事項の貼り紙も、黄ばんだ紙に、飛び散った水跡が残っています。
例えば、印刷室の貼り紙、たとえば購買の貼り紙・・・・
ずっと気になり続けていたので、思い切って印刷しなおしてラミネート加工して新たに張り替えることにしました。


美しい!
黄ばんだ紙を取り除いて、真っ白でラミネートがピカピカに輝く貼り紙の清々しいこと。


ひょっとしたら、常勤講師のオバサンが、こんなことをするのは僭越かもしれませんが、気になった人から改善をしていけば、もっと職場は美しく、快適になると思うのです。
おせっかいおばさんは、こうして、夏休みも日々貢献しています。