飲み物

これも、日本の感覚と大いに違う点です。
レストランでの飲み物についてです。
まず、昼でも夜でもレストランに入ると必ず飲み物の注文を聞かれます。
ヨーロッパでは水も商品だっていうのは有名な話ですから、これについては「そんなこと知ってるし」と思われることでしょう。ナンチャッテは、残念ながらアルコールが飲めない体質なので、皆さん方のように「どこそこのワインがおいしい」とか「辛口の」だとか「重い味わいの」といったワインの知識を持ちませんし、楽しみも知りません。ナンチャッテが、私の人生で一番損しているなあと感じる点が、この点なんです。
そこで、私は誰よりも早く、飲み物のメニューが決まります。
「アクア コン ガス、プレファボーレ」(炭酸水を頂戴な)

夫はたいていワインかビールを頼んでいました。
ワインと言っても、ハウスワインなので、お値段的には水と同じ。
グラスワインが4ユーロで、水が一リットル4ユーロ。
ここまでは、「そんなもんかぁ」と思えるんだけど、ファンタオレンジの価格が5ユーロって何?瓶入りの普通サイズのファンタオレンジが、ほとんどぼったくりバーみたいな価格設定で、普通に出されてました。ぼったくりバーと違う点は、最初からメニューにその価格が載っていることです。


ナポリでは、オレンジジュースを注文すると、生のオレンジを絞ったものが出てきました。
これは美味しかったです。
あと、イタリアでおいしかった飲み物がカプチーノです。
日本だとスターバックスで500円のカプチーノですが、イタリアは2ユーロ程度でおいしいカプチーノが出てきました。
ツアーでご一緒した一人が、スターバックスの創業者は、イタリアでカプチーノを飲んで、こんなにおいしいコーヒーをアメリカで売ったら、絶対に儲かると確信して創業したんだという話を教えてくれました。
確かに、アメリカで飲んだコーヒーで、「おいしい!」と思ったものはありませんでした。たとえ、リッツ・カールトンでいただいたコーヒーでもおいしかったという記憶はありませんが、私が初めてスタバで飲んだカプチーノは美味しかったという記憶があります。
お国によって、それぞれ得意分野と不得意分野ってあるんだなぁ。