あのアジア人ったら・・・

日本でも、中国人による爆買の様子はニュースになったりしています。よほど中国人はお金持ちになったのだね。
イタリアにも中国人の観光客は大挙して観光にきていました。
発声方法の違いなのかなんなのか、彼らは特に声が大きい。
特に、携帯電話に向かって話すときの声の大きさときたら、通りがかったひとが、たじろいでしまうほどの音量です。プラス、とても早口でおしゃべりしています。それを一言で表現するならば「けたたましい」でしょうか。


そういえば日本人もバブルのころは、猫も杓子も海外に出かけて、金の力に明かしてブランド物を買いあさったり、TPOをわきまえずにビーチサンダルで高級レストランやオペラハウスへのこのこ出かけたりと、かなりの顰蹙行為を世界中で演じたものです。
急に持ちつけないお金を手にすると、自分のことが見えなくなってしまうんだなあ、と今の中国人を見ていると、かつては日本人も、いかに蛮行を演じてきたのかがよく見えます。


ただし、中国人(時々韓国人)のマナーの悪さについては、看過できないものがあるのです。
イタリア人にとっては、見かけは中国人も韓国人も日本人も全く同じ。
私たち日本人に、イタリア人とスイス人の違いが判らないのと同様です。
そういう条件下で、中国人のあまりの傍若無人な振る舞いを見たら、イタリアの人は
「あのアジア人たち、なんとかしてくれよっ」
と思うでしょう。
アジア人たちの中には、当然のことながら日本人も入っているはず。


目に余るマナーの悪さ。
これは本当になんとかしてほしいです。
ローマの空港内のカフェテリア形式のレストランで見かけた一例です。
カートに一杯のスーツケース積み込んだままレストランに入り、その不安定な荷物の上にトレイを載せて、山のように料理を取った・・・その次の瞬間にトレイは荷物の上から滑り落ちて、ガッチャーーーーンと音を立てて食器は粉々に割れて、料理は床一面を醜く汚してしまいました。一瞬、堂内が静まりかえるような緊張感が走りましたが、当の本人は、全く知らん顔でさっさとその場を離れてしまいました。ちなみに、まだレジを通っていないので、お金も払ってないんだよ〜。
レストランのクルーがひそひそと耳打ちしたり、こっそり指さしたりしていましたが、やがてイエローの看板「床が濡れています。気を付けて」を周囲に囲んで、職員が掃除を始めると何事もなかったのような平常が戻ってきました。
件の中国人女性は、なんと、懲りもせずに再び山ほどな料理をとってレジに並んでいたのには驚くばかりのナンチャッテでした。

彼女は、ちょうどナンチャッテの前で「ガッチャーーーーン」をやってしまったので、小心者のナンチャッテの方が実はドキドキしてしまったくらい。
彼女は黄緑の蛍光色のワンピースを着ていたので、恐らくは、その場にいた人の多くは彼女のことを簡単に識別できたと思いますけど、きっと「あのアジア人」と思っていたんでないかい?