じょりっ、じょりっ

夜、テルちゃんはママが洗面所で歯を磨いているときから、足元で待機しています。
ナンチャッテが洗面所を出ると、一足先に階段の一段目にスタンバイしています。二階にある寝室に一緒に登って行くのです。
ナンチャッテの三段ほど先に登って、ちゃんと後をついてくるかどうか後ろを見ながらスピードを調整しています。
先日も書きましたが、彼女にとって一番心地良い距離は半径一メートル。階段三段分はほぽ一メートルくらいなんです。


テルちゃんは、ナンチャッテ一緒に寝室に入り、一緒のベッドで休みます。
布団の中に入ってくるというよりは、掛け布団の上に乗ったり、枕元で寝顔を見守ったり、ベッドの周りをうろうろしたりしていますが、ナンチャッテが寝てしまうと、そのうちにどこかで寝ているようです。

問題は、真夜中なのです。

大体12時〜1時、寝入ってから1時間〜2時間すると、なぜかわかりませんが、枕元でナンチャッテの顔をべろべろべろべろべろべろと舐めはじめるのです。最初は下の先の柔らかい部分で、ちょっちょと鼻の頭をなめたり、冷たい鼻を額に押し当てたりするのですが、それに反応を示さないといよいよ始まります。じょりっ、じょりっ、じょりっ、じょりっ・・・・・・が。
猫の舌は、荒いやすりのような造りになっていて、それでじょりじょりやられたら、ナンチャッテの柔肌はひとたまりもありません。
始めは布団の中に潜って忍んでいましたが、そのうちに布団の中に顔を突っ込んでじょりじょりするようになり、最近では、このじょりじょりが始まると、かわいそうですが部屋を追い出すことにしています。
テルちゃんの部屋は、猫にしては贅沢にも六畳の息子Bの部屋にキャットタワーが二本と、空気清浄器完備の、まさしく猫のための部屋になっています、そこにトイレと餌と水がおいてあります。
こういっちゃなんですが、東京で一人暮らしの下宿暮らしをしている息子Aの部屋よりも100倍は居心地のよいところだと思います。
が、人恋しいテルちゃん、自分の部屋で寝るのはあまり気に沿わないらしく、とりあえず抗議のアピールをします。
しかし、餌の威力には勝てないので、餌を食べているうちに急いでドアを閉めて一人にしてしまいます。


そうそう、テルちゃんは、一日二食のドライフードを食べますが、食事時間にすごい偏りがあるのです。
朝は、真夜中の0時半。夜は19時ころ。期せずして16時間ダイエットを実行している猫ちゃんです。
不思議なもので、ほぼ日中はなにも食べていないので、19時の食事時まで、さぞかし空腹なんじゃないかと心配していますが、それほどガツガツ食べる様子もなく、それよりもママがちゃんと傍にいるかどうかを確認する方が大切なんだというそぶりを見せます。
もっとも、日中はずっと昼寝しているようなので、基礎代謝分くらいしかカロリー消費をしていないのかもしれません。


そして、夕食後は、一人運動会が始まります。
一人運動会についてはまた後ほどレポートします。

もしも、真夜中のじょりじょり・・・・・・への上手な対処法があったら、ぜひ教えてください。
本当は、朝まで一緒のベットでゆっくりテルちゃんと寝ていたいのです。
途中で追い出すのは心苦しいのです。