人見知り、激しすぎ

わが家のアイドルであり、プリンセスであり、養女である猫のテルちゃん、相変わらず人見知りが激しくて、手を焼いています。
先日、夫が二週間ぶりに出張から戻ってきました。
そしたら、テルちゃんは、「家に、見知らぬおじさんがいる!」という反応で、体をこわばらせてテレビ台の裏に隠れてしまうという有様です。
たった二週間でこれです。


このゴールデンウイークに東京から息子Aが帰省してきました。
去年の秋に、うちの子になったテルちゃんにとって、息子Aも息子Bも、知らないお兄さんたちで、なぜか時々家に来る奴らという認識なのでしょう。
息子Aは、ほとんどテルちゃんに会うために帰省してきたというのに、テルちゃんは、玄関で息子Aの姿を目にした途端、一気に食欲は無くすは、自分の殻に閉じこもるは、心拍数は上がるは、もう完全に『借りてきた猫』にもどってしまいました。
一日中、布団にもぐりこんで、ふて寝ばかりのテルちゃん。朝夕の食事も取らずに(とはいえ、人が寝静まった夜中に食べているらしく、翌朝には餌鉢は空っぽになっていました)、あれだけ大好きなネズミの玩具にも目もくれず、わざわざ耳をウサギほどに伸ばして集音して、階段を上る足音にびくびくして、さらにビビるという緊張の日々。


やっと、今日東京に戻っていくと(テルちゃんの視点からみると、こういう表現になる)、なぜそれがわかったのか、塞ぎの虫は一気に鎮まって、またいつものテルちゃんに戻りました。


ここまで人見知りが激しいと、心配になります。
別に体を触らせるとか、餌を手から食べるとか、そんな高望みはしていません。
ただ、息子や夫が家にいても、普段と変わらない心の状態でいられるくらいの神経でいて欲しいのよね。
今は、居間でママと二人でソファーに座っています。心底安心した表情で、両手バンザイでおなかを上に向けて、スヤスヤ寝ています。
その写真をメールで息子Aに送ると、「かなしい」という返事が返ってきました。