台所格言伝説

我が家では、この正月にお餅を、もち米一キロのものを二臼搗きました。もちろん餅つき機です。
餅つき機は、便利ですよ。いつでも気軽にお餅が食べられます。 「パン焼き器」と「餅つき機」は我が家にはなくてはならない台所家電製品の一つです。



「餅つき機」の説明書では、もち米を六時間、水に浸けると書いてありますが、時間のないあなた、二時間も浸ければ全く問題なく普通に出来上がります。「二時間でOKなら、じゃあ一時間ならどうなのよぉ?」と尋ねられると困ります。なぜなら我が家では二時間までしか試したことがないからです。どなたか、もち米を一時間水に浸して餅つきに挑戦していただき、結果を報告していただけたら幸いです。



前から思っていたことですが、台所格言みたいなものって、けっこう都市伝説に近いものがありますよね。例えば、根菜類は水からゆでなければならないとか、もち米は六時間水に浸けておくこととか、肉のおいしい焼き方は、肉の旨みを閉じ込めるために、はじめに強火で表面に焼き色を着けるべしとか、プリンや茶碗蒸しは弱火で、すが通らないように蒸すとか・・・。

ほうれん草を茹でたゆで汁を捨てずに、ジャガイモを入れて茹でても、別にどうってことありません。
もち米を水に浸す時間は二時間でも良かった。
肉は、最初から最後まで弱火で焼く方が柔らかいに決まっている(ディスカバリーチャンネルで実験していた)。
プリン・茶碗蒸しは強火で4分、火を止めて12分放置。これで失敗したことはありません。
(ためしてガッテンより)


そういう意味でもNHKの「試してガッテン」は台所格言伝説に果敢にも正面から向き合っている面白い番組だと思います。料理研究家といわれる人が、手間ばかりかけて全然おいしくない料理を、同じNHKの料理番組で曰くありげにデモンストレーションしておられますが、あの番組を見て作ってみたくなる料理って、小林かつよさんの時ぐらいしかないなぁ。
手の込んだ料理を作りたいという人は、○○ホテル料理長や、老舗△□料亭の板前さんが教える秘伝の味を盗みたいと思っているのかもしれませんけれど。


まずは学校の家庭科の教科書に書かれている料理の都市伝説を検証していくことから始めないといけないんじゃないの?