書初め パート1

冬休みの宿題に、書初めがありました。提出物ゼロの常習犯の数人を除いて、ほとんどの生徒が力作を提出してくれました。
例年通り手本を下に敷いて丸写しで書いてくる生徒の割合も、例年通り。
いくら素人の私でも、光にすかして手本と合わせたらピッタリ一致するようなコピー作品には引っかかりませんよ。いつも思うんだけど、なんでもう少し捻りをきかせないのか不思議です。


腕に覚えありという生徒、けっこう多くて、そういう人の筆の運びは違います。ためるところはしっかり溜め、軽く流すところは軽やかに進む、緩急のリズムが絶妙です。


二学期の終わりに書道の練習時間をとりましたが、私があんまり感心するので、自分の書いた作品を黒板に自発的に張りに来る生徒もいたほどです。字に自信が漲っていて力があります。



で、問題は、これらの力作の中から金賞一枚、銀賞二枚選ばなければならないということなのです。
こんなとき、明らかに金釘流の作品は選の外だから問題ないのですが、「腕の覚えあり」の生徒が書いた作品は、なかなか素人には甲乙つけがたいところがあって、困ってしまいます。まず三十のなかから十に絞り、その中から五枚に絞り、最終的には自分で選びきれなくて、「腕に覚えあり」の先生に選んでいただくことになります。 
  明日に続く