春暁 パート3

随分焦らしてしまいました。
木の花は②の桃でした。



梅の時期はまだまだ寒い時期ですよね。春の眠りは心地よい、とはいえないくらい寒いんじゃないかな。
当時は隙間風もあっただろうし、暖房設備なんか十分じゃないから、冬は本当に辛かったと思うのです。
夜なんか特に、「ア――――寒い寒い・・・・」で、ぐっすり眠れたと思います?



一方、桜の時期だったら、十分暖かくなっているでしょうから、
ぬくぬく布団の中で惰眠を貪らなくても、もっとキッパリとベッドから離れられるでしょう。



桃の季節こそ、厳しい冬が終わり、やっと暖かくなり始めたころです。
夜も、ぐっすり眠れるようになりました。でもキッパリと布団から出るには、まだちょっと寒いし・・・・という季節なのではないでしょうか?



桃の木の下に、一面、赤い花びらが散っている様子を想像してみてください。
絵になるでしょ。
桃の花って、一般的に想像されてい桃色=ピンクというより、もっと原色に近い赤い色をしています。