文法 パート①

私は中学生のころ、国語の文法が大の得意だったんだけれど、生徒の大半は文法アレルギーなのです。
どうしてそんなに「ことばのきまり」が嫌いなのか全然理解できません。
なぜなら算数の九九と同じで、実は言葉のきまりも単なる慣れなんだわぁ。
九九は必死になって覚えたでしょ?
そして、覚えてしまえば悩まなくなったでしょ?
文法も、その感覚なんです。


そこで、三学期は、自立語八品詞(動詞・形容詞・形容動詞・名詞・副詞・連体詞・感動詞・接続詞)の表を、毎時間の始まりに2〜3分かけて自力で書く小テストの時間をとりました。
毎回同じ問題です。



すると、明らかに文法アレルギーという生徒が減ってきました。
以前は「名詞のことを体言ともいいます」と10回言った後で、「連体詞は、活用しなくて、主語になれなくて、体言しか修飾しなんだよ。体言に連なる品詞、つまり連体詞だよ」という説明をすると「先生、体言ってなんでしたっけ」という質問をする生徒が必ずいました。



さすがに、五回目くらいの小テストでは、ほぼ8割くらいの生徒が満点をとるようになり、
「全然分からん」
という台詞も聞かれなくなりました。      明日はパート②です