文法 パート②

品詞の役割と品詞の名前が全て書けるようになると、俄然理解度も違ってきます。
品詞の名前を聞く問題では、生徒たちには、慣れないうちは、先ほどの八品詞の表を使って、消去法で答えなさいと教えております。


生徒の口癖ナンバーワンの「全然わからん」。
この「全然」という単語の品詞は何でしょう?



「全然」は、活用しないので、まず動詞・形容詞・形容動詞が消去される。「全然は〜」という日本語は不自然なので主語になれないことが分かり、名詞は消去される。明らかに、感動詞と接続詞でもないので、この二つも消去。

残りは、連体詞と副詞。
「分からん」は「分からんは〜」と言えないので名詞ではない。つまり、連体詞ではない。
残りは副詞しかないよね。



消去法は、時間はかかりますが、確実に答えが出せるので、これで自信がつく生徒がけっこういます。
文法では、小学校のときに、九九を覚えた時の嬉しさと同じ気持ちが、ほんのちょっとの手間と時間で手軽に味わえるのです。



本来、「言葉のきまり」は、唯一といってもいいくらい「分かった!」が実感できる国語の単元なんです。
「分かってきた」といってくれる生徒がいると、やっぱり嬉しいです。