緑の手

ガーデニングの得意な人のことを、英語で緑の手を持つ人というそうです。
イギリス人は緑の手の持ち主の人が多いのか、写真集でみかけるイギリス人の庭は、ほんとうにうっとりするほど美しいですよね。
庭と建物と周りの風景と空の色が、見事に溶け合っていて素敵です。



つい先日、本屋さんでチラッと立ち読みしときに見つけた本に、イギリス人の暮らし方を、日本人の目で見たというものを見つけました。
写真も多く掲載されていて、見ていてとても楽しいものでした。



その中で見つけた面白い記事が「イギリス人の平均的な家庭が一ヶ月に使う花代は6000円」というものでした。
6000円とは! 一年分で7万円!
何事も、美しく保つには、元手が掛かっているってことよね。



で、月々6000円について考えてみたのですが、一ポット100円のパンジーの苗を買ってきたとしても三ヶ月間は花がつきますよね。60ポット買ったとしても6000円で、三ヶ月間楽しめます。
翌月は1ポット300円のゼラニウムを20鉢買ったとして、これは宿根草なので、真冬の時期を除いて一年中花を楽しめますよね。
この調子で花を入れ替えていったら、一年中花の途切れることのない憧れの庭も夢じゃない。



ところで、月々6000円を何に遣っていますか?
週末に手抜きをしたくてちょっと外食したら、ラーメンと餃子だけでも家族四人分なら5000円はかかります。
考えてみたら、6000円て、意外と使いでがない金額なのです。
手抜き夕食の経費として消えるのと、庭を彩る花の苗の代金として使うのと、どっちが私を幸せにしてくれるだろう?

「よし、来月は外食を控えて、イギリス人のようにお金を使ってみよう」と決心している私です。