お菓子屋さん

通勤経路の関係で、一週間のうちに、三回は立ち寄るお菓子屋さんがあります。仮にCとしておきます。
Cは、和菓子もあり、洋菓子もあり、アイスクリームもあり、辛いものも甘いものもあって、日々のおやつのバリエーションには事欠かないとっても便利なお菓子屋さんです。



ここではメンバーズカードという名のポイントカードを採用していて、レジで精算するときにカードを出します。クーポン券を使う時、このカードがないと活かされないので、レジのおばさんは必ず
「ポイントカードはお持ちですか?」と聞いてきます。



私が不思議でたまらないのは、週に三回は顔を出している私にも、必ず
「ポイントカードはお持ちですか?」
と聞いてくることです。
確かに、一回のお買い物の金額は小額です。一つ100円のシュークリーム×四人分とか、アイスクリームバー6本入りで350円とか。
でも、一日おきに通い続けること二年たった今でも
「ポイントカードはお持ちですか?」と聞いてくるのです。



これが17か18のアルバイト店員だったら
「ははーん、これは接客マニュアルに書いてあるとおりの会話なんだろうなあ」と得心もしますが、Cの店員さんは毎日同じ顔ぶれで、40〜50代のおばさんがほとんどなのです。



小額の買い物客は顔を覚えるまでもない客なのかい?と僻んでみたくなりませんか。



今日も、84円のチョコレートクレープを四つ買って、相変わらず
「ポイントカードはお持ちですか?」
と聞かれました。トホホ。