和菓子

五月五日のこどもの日の前後には、柏餅かチマキを頂きます。
そういえば節分には豆をたべたっけ。
桃の節句にはイガマンジュウ(ひょっとしたら郷土の和菓子かもしれません)を食べました。
七夕には七夕ゼリー。
秋には、月見だんご。



これらは、私が最近学校給食で頂いたデザートです。
私は、週に三回しか給食を食べてきませんが、それでも結構な割合で、このような和菓子のデザートを頂く機会に恵まれます。



一食250円の給食費の中で、年三回はお楽しみメニューといって、ケーキも付きます。


すべて一口サイズのかわいらしいものですが、それでも季節折々の行事や風習にあわせてこんな心づくしのデザートが付いているのです。



私が現役の小中学生として給食を頂いていたころ、唯一の和菓子は桃の節句のイガマンジュウでした。
五分の三の確率からすると、私が給食を食べない日に、更なる和菓子がデザートについている日もあることでしょう。



給食センターの栄養士さんって、カロリーや栄養のバランスの計算だけしているわけじゃないのですねぇ。
こうした日本の伝統行事に合った季節の和菓子を積極的に取り入れて、忙しくて準備する余裕のない家庭の子供にも食の日本文化に触れる機会を与えているのでしょう。



実は、私もお昼の給食でお月見だんごを食べて
「あっ、そうかあ。今日はお月見だ!」
と思い出して帰りにスーパーマーケットへ寄って買い求めたことも何度もあります。



こんなことも、いま流行の言葉で言う食育なのでしょう。