漢字検定五級対策

以前の勤め先で、選択の授業では、漢字検定対策というコースを担当しておりました。
現在の勤め先でも、三年生の漢字検定対策というコースを担当しております。
実は、三年生は三つの国語選択コースがあって、三つとも漢字検定対策のクラスで、2級から4級までで二つのクラス、そして五級以下で一つのクラスを作っています。


前の勤め先では、中学三年年生で、五級レベルを選ぶ生徒は、もともと漢字の勉強がしたいというより、その他の数学や英語や理科よりマシかも、くらいの気持ちで来ているのがミエミエ生徒の溜まり場でした。人数も5〜6人で、私も生徒も車座になって、ほとんど個人授業状態。おだてたり褒めたりなだめたりすかしたりして なんとか一時間勉強をして過ごしておりました。



ところが、現在の五級対策クラスには、信じられないことに、32人の生徒が集まっているのです。
漢字検定五級とは、小学校卒業レベルの漢字を習得した者が狙う級です。
つまり、本来なら小学校六年生に薦めるべきレベルなのです。
そんなクラスに32人の三年生!
選択という名前がついているとおり、生徒が自ら選択したクラスの授業を受けるというシステムですから、三年生の先生方もクラスの編成を見て驚いたことと思います。
何より誰より驚いたのは、そのクラスを担当する私でしたか・・・・



初回のクラスは、もう最初から最後まで蜂の巣をつついたような状態。
こういっちゃあ何ですが「勉強したくない」というオーラを出しまくりの生徒ばかりが、各クラスから選りすぐられてきた、という恐るべきクラスなんですから!
これ見よがしに大声を張り上げる生徒、机に突っ伏している生徒、心置きなく雑談に花を咲かせる生徒、漫画を描き続ける生徒・・・・・



第一回目は、とりあえず全員に漢検4級の模擬テストを受けてもらいましたが、一時間が長かったこと!



第一回が終わった後、三年生の先生方が、話し合って下さって、あのクラスには、必ずもう一人アシスタントの先生を入れてくださるということで一応話がつきました。
とりあえず座席は指定席で、なるべくヤンチャな生徒が固まらないような工夫はしております。
こういうクラスこそ、毎回、何か達成感が感じられるような授業を心がけないといけないので、準備には細心の注意が必要となります。難しいですが、やりがいもあります。
また、随時ご報告していきます。