鉛筆

再び鉛筆を新規購入することになったのは、息子たちの小学校入学からです。
息子Aは、鉛筆を尖らせて学校に行ったことなんか恐らく十日も無かったと思います。
なぜなら、私の記憶に残っている限り、息子Aの部屋のゴミ箱に、鉛筆の芯の削りカスが捨てられているのを見た覚えが無いからです。
ところが、息子Bは、鉛筆の消費が甚だしく、部屋のゴミ箱には、いつも鉛筆の削りカスが捨てられています。



「息子B、鉛筆はねぇ、先を尖らせて使うものじゃないんだよ」
と申しましたら、
「先がマルマルの鉛筆なんかもっていったら、学校の先生に叱られるもん」
というのです。



鉛筆の削り方くらいで、波風立てるつもりはありませんが、実は、鉛筆の先はマルマルのほうが実用的であるというのが、私の見解なんです。
なにも、私の思い込みばかりではなく、どなたかのエッセーにも(確か、大学の教授をしておられる方だったと思います)、学生が皆、先の尖った鉛筆を使うのは、どういうわけだろうか・・・というようなことを書いておられました。
その答えは簡単です。
小学校で、鉛筆の先はトキトキに尖らせておくように教え込まれているからです。