筆記具関連でもう一つ

今時の中学生の筆箱の中身って、どうなっているかご存知でしょうか?
ジェルペン5〜6色、赤ペン1本、ボールペン2〜3本、シャープペンシル2本、油性のネームペン、ハイライト用マーカー、修正テープ、スティックのり、20センチものさし、シャープペンシルの変え芯、消しゴムというのがベーシックで、それにオプションとしてテープノリとか、はさみとか、カッターナイフとか、色鉛筆とか、コンパスとか、三角定規とか、何に使うのか分からない使途不明の小物がいろいろはいっていて、筆箱ははち切れんばかりの様相を呈しています。


これは、女の子に限らないのです。男の子の筆箱も、同じようなもので、みなさんの筆箱はちょっとした手荷物状態なんです。



私が中学のころは、すごく小さな筆箱にコンパクトに筆記具を入れるのがお洒落だと思っていたから、缶のペンケースに鉛筆二本程度とシャープペンシルと替え芯と物差しと消しゴムと赤ペンが入っているくらいだったと思います。
そういえば、クラスのほぼ八割くらいが缶のペンケースを使っていて、授業中に居眠りなんかしている子が、これをよく机から落下させて、ガシャーンと耳障りな音をたてていたっけ。



当世の中学生の筆箱は、あれだけの中身が入る容量が必要ですから、当然、布製です。
なぜにあれほどの筆記用具が必要なのか?
なぜに鉛筆を持っている生徒はクラスに半分もいないのか?
なぜにスマートな筆箱を持つ生徒が一人もいないのか?



常々不思議に思っていました。
ひょっとして、
「鉛筆はトキトキに尖らせておくように」
と、同様に
「すべての不測の事態に備えるよう、筆箱はパンパンにしておくように」
という学校側のお達しなんでしょうかねぇ。