体育大会準備

この残暑の中、私の勤め先の中学では、体育大会の準備一色に染まっています。
この暑さの中、準備を進めるのは大変なことだと思いますが、中学生にとって体育大会というは、意味深い行事の一つだと思います。



給食後の休憩時間などに、各クラスの応援係り担当者などが職員室に集合して、担当の先生から支持を受けているのを目にしました。
こういっちゃあ語弊があるかもしれませんが、まあ揃いも揃ってヤンチャナ男の子ばっかり。
特に最高学年である三年生なんか、私が担当している漢検5級クラスに入っているヤンチャな(うるさくて手を焼いている子)生徒が4人も入っていました。
漢字の勉強は大嫌いで、寝ていたりふてくされたりしている子が、応援(正確なところはわかりませんが)のやり方などを、ものすごく真剣に相談しているのですっっ。
まるで別人でした。こういう目をして一時間でも授業を聞いてくれたら、一気に成績が上がるだろうに・・・・。



漢検5級クラスで一番手を焼いているT君が
「おい、S。お前のクラスのやつらよぉ、やる気あんのか? もっとしっかりやらせろよ」
などとすっかり場を仕切っているではありませんか。
その姿は、なぜか格好良くすらみえました。
「べにはこべ」って話、知ってます?あの話の主人公みたい。



というわけで、体育大会は中学生には絶対に必要な行事なんだと確信しました。