オバサン講師の茶話会

やっぱりオバサン同士の、気の置けないおしゃべりくらい楽しいものは無いわねぇ。
そのオバサンが、同じような身分(主婦で母で講師)で、同じような悩みをもち、同じような現場で働いているもんだから、話の種が尽きるわけがありません。



ところで、世の中、義務教育の現場で教員や講師をしているという人って、けっこうたくさんいるものです。
終業式・始業式・マラソン大会・夏休みや冬休みの直前など、学校給食が無い日に、お昼のランチメニューを食べているおばさん四〜五人組がいたら、学校の先生のグループである可能性があります。その中に、ジャージ姿の人が一人でも混じっていたら、確率はグンとアップします。メンバーの顔には、化粧っけが無いのも大きな特徴といえます。
そんなグループと遭遇したら、ちょっと下品かもしれませんが(随分下品かもしれませんが)、こっそり耳を傾けてみると、学校の裏話が聞こえてくるかもしれません。
実は、私は、何度かそういう場面に遭遇しています。決め手は、ジャージ姿。こういう格好で、普通の主婦はランチには来ませんから。



そういう経験があるので、極力学校の話が出る可能性が高い場合は、茶店やレストランは避けるようにしているのです。



たまたま私の身の回りには、小学校から高校まで、非常勤講師をしているという友達が何人もいて、様々なネットワークで有意義且つ興味津々の話を伝え聞くことができます。
□△高校で、女子生徒に教卓をけり倒された話。
○○小学校では、真夏でもひんやりする冷気が立ち上ってくる部屋があるという話。
▽○中学校では、○○先生と□□先生が仲が悪いという話。
○▽中学校では、非常勤講師の扱いがないがしろにされているという話。
など、思わず
「20へエー」
と言いたくなるような珍しくて面白くて為になる話が聞けます。



オバサン講師の特徴は、父兄の一員でありつつ、片方では教育現場に身を置いているので、どちらの言い分も分かる(分からないこともある)ということです。
文部省のお偉い方々は、こういうオバサン講師にいろいろ尋ねたら、偏りの無いまっとうな意見が聞けると思います。
オフレコということなら文部省のお偉い方々を、私たちオバサン講師の茶話会に招待してあげてもいいわねぇ。