ひょうたんごっこ

緑のカーテンは、大成功のうちに、そろそろ夏の終わりが近づいてきました。
ブラブラぶら下がったヘチマも、大きいものだと長さ40センチにまで成長しています。
実は、去年は、この緑のカーテンを12月まで撤去もせずに残してありました。
その理由は、ヘチマをカリカリに自然乾燥させるためです。
私の感性からすると、茶色に変色してチリチリに枯れたヘチマの大きな葉っぱが、寒風の中、さらし首状態で残っているのは、本当に耐え難い外観だったのです。しかし、夫と、息子ABが頑として譲らず、何が何でもヘチマのスポンジを作るんだと息巻いていたので、どうすることもできなかったのです。

一般的には、秋にヘチマを収穫して、一ヶ月ほど水に漬けて果肉を腐らせ、タネを取り出すという方法がとられているようです。
が、簡単に想像できると思いますが、その間、鼻がもげるような臭いがするんだそうです。
そこまでしてヘチマのスポンジが欲しいとは思いませんが、なにせ男三人、妙なところで頑なで、その三人に言わせると、正論を述べているこの私は、この家の独裁政権者か、悪の権化か、ダースベーダーかとまで言われてしまうのです。



ヘチマ一つのことで、ここまで言われたくもないし、人間関係悪くしたくも無いですから、黙っておりましたが、こよなくわが庭を愛する私としては、本当に辛く苦しい三ヶ月でした。



やだなー、今年もスポンジを作る気なのかしら?
と、そろそろ悪い予感がし始めていた矢先に、新聞で「ひょうたんごっこ」という商品がヤクルトから開発されたというニュースを目にしたのです。
詳しいことはよく分かりませんが、このひょうたんごっこという薬品を使えば、嫌な臭いなしに、一日で果肉が溶けて、繊維だけが残るという画期的な商品なのです。
ひとはこ2000円というのは、少々お高い気もしますが、手間と臭いから解放されるのであれば、「買い」です。



問題は、この「ひょうたんごっこ」がどこで手に入るかということです。
今度、園芸店へ行って、見てくるつもりです。
また、ご報告します・・・・と、いっても、ヘチマでスポンジ作るようなうちなんて、あまりいないですよね。