若作り

今、二年生の国語は、古典「枕草子」を取り扱っています。
ほんの半世紀前の日本の暮らしだって、想像がつかない子達が、1000年前の暮らしについて、思い描くことなんて、不可能なことだというのは、火を見るより明らか。



私は、授業の始めにこういっています。
「みんな、ごめんね。今だから正直に言わせて貰うけど・・・・
先生は、みんなに年齢詐称してきたんだわ。
若作りして、27歳とかいってきたけど、
本当は、わたし平安時代から生きてるの。この学校で、一番の長老なのよ。」



時々は、生徒からこんな野次がはいります。
「やっぱりね」
とか
「この学校じゃなくて、世界で一番でしょう!」
とか。


「だから、平安時代のことなら、私が一番詳しく知っています。現代の暮らしとは全く違う生活をしてきたわけだから、みんなには理解しにくいところもあると思います。だけど、先生がみんなに分かるようにちゃんと解説を入れますから、楽しみにししていてね」