パン

我が家では、パン焼き器が大活躍しているという話をブログで紹介したことがありますが、そんな話をすると、
「すごく料理にマメな性格なんだね〜」
と言われることがあります。
いいえ、マメでないからこそ、パンを焼くのです。



現代人の悪い癖ですが、もっと手抜きがしたいという欲望は際限なしなのです。
かつて、水道の蛇口から湯が出なかった時代に、初めて瞬間湯沸かし器などで湯が出た時には、「これで、冷たい洗い物から解放された」
と大喜びしたはず。
台所にクーラーが入ったときには、「これで、夏、ガス台の傍に立つ灼熱地獄から解放された」と、感謝したはず。
食器洗い機を入れたときには、「手荒れを気にしなくてすむわ」と、思ったはず。



ところが、こんな感激も三日で薄れてしまいます。
私の場合、食器洗い機が導入されて以来、フライパンと鍋くらいしか手で洗うことがなくなりました。これらは、我が家の食器洗い機に入らない大きさのなので仕方がありません。
ところが、炊飯器の内釜は、機械に入る大きさなのに入れられないのです。それは、フッ素コーティングしてあるものを入れて、以前、一つ内がまをだめにしてしまったことがあるからです。
それで、やむなく手で洗っています。
米も冷たい水で研がないといけないでしょ?
その点、パンは、粉やバターを焼きがまに入れてボタン一つでオッケー。焼きあがったらパンを取り出して、おしまい。焼きがまは、洗わなくてもいいのです。


無精者には打ってつけの調理器具なのです。


この話を、ある人にしたら、
「あらぁ、パンは材料をいろいろ入れる手間があるでしょ?私は手をぬらさないように無洗米を使っているのよ」
というお返事がきました。


上には上がいらっしゃいます。