安倍川もち

少し前に、地区のお祭りがありました。
今時珍しい、餅投げのイベントつきの、本当に地区限定のお祭りです。
餅投げとは、文字通り、櫓の上から、小袋に入った紅白の餅を投げたものを、櫓下に集まった人たちが争って取るというイベントです。


町の役員をやったときに、初めてその様子をみましたが、よくぞ怪我人がでないことよ、と感心したものです。
仁義なき戦いといってもいいくらい。熱気と興奮の坩堝と化した、境内に作られた櫓下です。
なぜに紅白の餅ごときにそこまで熱くなれるのかといいますと、その餅の入った小袋の中には、時々当たりくじが入っていて、一等から五等くらいまで、様々な商品がもらえるという仕組みになっているのです。
たしか一等は自転車だったっけ?



今年は、息子Bと夫が勢い込んで出掛けてきて、紅白餅を12〜13個くらい取ってきました。
それだけですが、二人ともけっこう餅投げを楽しんできたようで、何よりでした。



さて、件の餅を安倍川餅にしていただきました。
いったんオーブントースターで焼いて少し膨らませてから、別の鍋に沸かしてあった熱等にくぐらせ、それにきな粉を振りかけて出来上がりです。


餅の紅白と、きな粉の黄色がとても可愛くて、秋らしいオヤツとなりました。