わたしの台所の作り方

またまた図書館で素敵な本を見つけてきました。
石黒智子さんの「わたしの台所の作り方」という本です。(暮らしの手帳社)
オールカラーで、石黒さんちの台所周辺のさまざまな「使い勝手」のこだわりが書かれています。
23年間使用の台所ということでしたが、全然旧さ・古さを感じさせないモダンで清潔な台所です。
白いタイルの壁に、鏡面仕上げのステンレスで、調理器具は、使い勝手にこだわって壁にかけてあります。食器棚にも扉はありません。流しまわりも扉は一切無くて、ここまでオープンな台所だったら、さぞかし使いよいだろうな〜と感心して見入っておりました。



鍋・釜・から、お玉・レードル・泡だて器・フライ返し・刷毛・・・・包丁まで、すべての調理器具は目に見えるところに出ていますが、煩雑感がしないどころか、これらがあって初めて落ち着くというくらいに完成度の高いものです。



ときどき雑誌で見かける、モデルハウスのような台所って嘘くさいですよね。
すべてをしまいこんで、一切調理道具を表に出さないというような、生活感の無さ。ほんとうにここで調理したことある?とききたくなるような台所のことです。



石黒さんちの台所には、生活感があります。
ただひとつ?なのは、なべ底から笊の一目一目にいたるまで、あまりにも美しく輝いているのはどういうことなんでしょうか?
徹底的に磨く?
撮影用に準備した?
石黒さんちの食器・調理器具が使用していながら、完璧なまでに美しい理由をリポートしてほしいです。



ここまで美しくて、機能的で、しかも、うそ臭さの無い台所って、初めて見ました。