園芸植物の流行

花壇の花や、庭の植木にも、時代によって流行があるようです。
庭木の方は、一旦植えたら、そうそうは簡単に植え替えできないので、草花と比べたら流行の周期は長いのでしょうけれど。
今、新築の家を買った人で、庭に松の木を植えようっていう人は、まず、いませんよね。でも、団塊の世代といわれる方々が建てた家を見ていると、狭い敷地内に、松を植えている家をけっこうみかけます。



そろそろ、私のご近所さんも、秋冬の花壇・プランター衣替えしています。
パンジー・ピオラは定番ですが、その色使いが、一昔前とは違っています。
昔は、パンジーといえば、バイオレツトと白と黄色といった明度も彩度も高い色使いのものが主流でしたが、お洒落なプランター作りをしている方の選ぶ色は、違います。
ブラウンがかったオレンジ・・・テラコッタ色とでも言いましょうか・・・や、まっ黒のものや、黒と見まごうほど深い色のブルーなど、素人にはなかなか買う勇気が湧かないような大胆なものを使っています。


鉢に植えられると、黒や深いブルーは、驚くほど周りの空気を締めています。
寄席植えに選んでいる相手がまたシルバーリーフの葉物だったりして、お洒落なんです。



ところで、今から10年ほど前は、私の住んでいる辺りの住人は、こぞってサクラソウを植えていました。晩冬から春先にかけて、ピンクのサクラソウが、どこの庭にも植えられていました。最近は、見かけなくなったナー。



先日、夫と近所を散歩していて、畑の真ん中に、不思議な花が咲いているのを見かけました。
バナナのような色の花で、ラッパ型のものが、びっしり下を向いて咲いているのです。
「なんていう名前だろう」
と、いっておりましたら、今朝の朝日新聞に、花の写真とエンゼルストランペット」という名前が載っていました。
実は、私の通勤路の途中にも二件ほど、この不思議な花を育てている家があります。
少なくとも4年前には見かけなかった花です。
ひょっとしたら、この花も大流行するようなことになって、ご近所の家の庭に咲くことになるかもしれません。