五重の塔はなぜ倒れないか?

中学二年生の国語に「五重の塔はなぜ倒れないか」という単元があります。
今日は、生徒たちに「なぜ1300年もの間、地震王国の日本で倒壊もせずに、美しい姿を現代に保っているのか」、教科書にのっている五重の塔の写真だけを手がかりにして、自由に仮説を立ててもらいました。



面白かったものをいくつかご紹介します。
① 実は、塔の中には生木の巨木が生えているのである
② 実は、五重の塔は、地面から生えているのである
③ 実は、五重の塔の中身は、土と土砂でコンクリートになっているのである
④ 実は、五重の塔は、張りぼてで、超軽量なのである
⑤ 実は、五重の塔の見えている部分は氷山の一角で、地中深くに基底部が埋まっているのである
⑥ 実は、五重の塔は「起き上がりこぼし」と同じで、倒れそうになっても持ち直すのである



など、面白いものがたくさんでました。
ナンセンス部門では、
ドラえもんのように、実は地表から3ミリ浮いてたっているのである
聖徳太子が術をかけているのである
③国家機密だが、実は何度も倒壊しては再建されているのである
など、SFチックなものから、オカルトチックなものまで百家争鳴とはこのことか・・・というほど出ました。

いよいよ次回から、本文に入ります。
今回は、二時間の予定で、段落をバラして並べたものを、接続語や指示語やキーワードをもとにして、並べ替えるというプロジェクトを4人グループで行います。
どのクラスも、クラス内の雰囲気が良いので、こういうグループプロジェクトも安心して挑戦させることができます。