三大美女
古文で清少納言の枕草子を扱ったとき、
「ごめんね。みんなには年をごまかしていたの・・・・実は、私は平安時代の生まれなのよ。」
と、年齢詐称の件を、生徒に謝りました。
そしてこの度、
「みんなに許してほしいことがあるの。嘘つき女でごめんね。実は、1000歳といっていた、あれもかなり年を若く詐称しておりました。本当のことを言うと、私は、もともと中国人で、その当時の名前を楊貴妃といわれていたのです。実年齢は、1300歳とちょっとっていうところかなあ。」
二学期の最後の教材は、漢文で、盛唐の詩人、孟浩然・李白・杜甫の漢詩を一編ずつ読んでいます。
杜甫の「絶句」を読むときには、なぜ杜甫が故郷長安を逃れ、望郷の念を詠っているのか、それについての知識がなければ、ぜんぜん分かりませんよね。
そこでチラッと、楊貴妃と玄宗皇帝の関係と安禄山の乱の話と、宮廷詩人だった杜甫と李白の話をしたのでした。
そのついでに、世界三大美女である楊貴妃とクレオパトラと小野小町の名前も出したんだけど、私が昔、楊貴妃だったというのを聞いて、笑ってくれたのは数人だけでした・・・・・
「誰?それ」
「知らないしぃ」
中学生が、こういう反応でいいんでしょうか?こういう常識的雑学の知識って、いつ習うんだい?学校で教えるべき知識じゃないと思うんだけれど・・・・・
万が一ってこともあります。一度、ご家庭で楊貴妃・クレオパトラ・小野小町の共通点ってな〜んだと、お子さんに質問してみてください。
万々が一知らなかったら、これを機に説明してあげてください。