受験生の母 心得④ 親子関係

受験生の母は、子どもの成績が出るたびに、カッカカッカ・・・して、悪い成績のことばっかりに注意が向きがちです。(よほどできのいいお子さんをお持ちの母は、違うかも知れませんが・・・・・)
そこで、父親までもがカッカカッカ・・・・きたら、数年前の奈良の放火事件みたいなことが起こってしまうかも!

だから、父でも母でもどっちでも構いませんが、カッカカッカしない係が必要です。



受験が終わって、新しい中学で知り合ったお母さん方とおしゃべりをすると、必ずみなさんが、こういいます。
「受験で、親子の人間関係が悪くなったわぁ。まあ受かったらチャラになったけど、これで失敗していたら、どうなったかと思うわ。」



そんな会話から拝察するに、大抵のお宅では、子どもを罵倒するのは母親の方が多いみたい。



私よりも一足早く受験を経験したお母さんが
「息子の受験の時には、自分でも怖くなったわぁ。息子の人間性を否定するような言葉が次から次から出てきちゃうのよぉ」
と言っていたのを思い出します。
ちなみに、この方は、アメリカにいたときに知り合った人(名門フェリス女子中学・高校・青学と進んだお嬢さま。私のようなオール公立という、がさつな育ちとは違う)ですが、その上品な立ち居振る舞いと、見目麗しいお姿から、日本人の奥さんたちの間では、白鳥麗子様と呼ばれていました。あの麗子様の口から、どんな恐ろしい罵詈雑言が出ていたのか!外見が美しいほど、罵り言葉を受ける印象としては、辛辣度が増すわよねぇ。



これからお受験を考えているお母さんがおられましたら、この点(親子関係の悪化が予見されるということ)については、よくよく考えておかれたほうがいいと思います。私の知り合いの中で、親子関係がこじれずに無事受験を終えたという親子は、一組しか知りません。