学年末

今年最後の大仕事、学年末の評定をつけています。
毎度のことながら、成績をつけるのは、ものすごく悩みます。


一年間の集大成の成績で、この成績が「二年生の国語」の成績として残ります。
気分的には、一学期の成績よりは、確信を持ってつけられます。
一学期の成績をつけるのが難しいのは、この生徒について、何も情報がなく、客観的な情報としては中間・期末の二回の成績と、漢字小テスト、400字程度の作文だけだからです。
一学期の成績は、いきおい厳しくなりがちです。
逆に言うと、一学期の成績は、先生の思い込みや、しがらみがなく、点数重視でつけられているとも言えるかもしれませんね。



三学期は、逆の意味で成績が付け辛くなります。
「この生徒は、こんなにがんばっているのに、点数に反映されていないのは、気の毒だ」とか、
「授業中に、居眠りばっかりしている割には、そこそこの点数を取ってくる」とか、
「提出物の出は50パーセントだが、出ているものは、ツボを押さえたよい作品だ」とか・・・・



一人一人にコメントをつけてやりたいくらいです。
「あなたの作文は上手にかけているのに、感想文はあらすじしか書いてなくて下手なのよね。それで《書く》の項目はAじゃないのよ」
「□▽君は、言葉のきまりの出来はクラス一いいのに、漢字は平均点なのよね。それでAは着かないの」
「○○さんは、全ての観点でAなんだけど、実はすべてギリのAなんだ〜。今は評定に5がついているものの、実力的には4がついている人の方が上かも・・・・」


私の場合、最終的には、もろもろの思いを断ち切って、点数で評価ってことに落ち着きますけど。
難しいですっっ。