ビーフシチュー

我が家の台所で一番の働き者のお鍋は、圧力鍋です。
炊飯器が働かないことはあっても、圧力鍋が働かないことはない、というくらい良く働きます。
我が家の野菜料理の煮込み料理は、他の鍋には任せられません。



もっとも、鍋の中に入る具は、ほとんど同じでも構わないところが、圧力鍋のすごいところなんです。
玉ねぎ・にんじん・カブ・ジャガイモ・サツマイモ・サトイモ・水煮缶の豆。
和風にする時は玉ねぎを出して、大根やごぼうが加わります。
とりあえず、洋風にしようと決めた場合、鍋の火を止めて、鍋の中の圧力が下がるまでの間に、ビーフシチュー味・クリームシチュー味・あっさり塩味・ケチャップ味・酢っぱい味のどれかをチョイスしておけばOKです。
早い話が、上記の調味料さえ揃っていれば、我が家の夫も息子も、具が全く同じでも全く違う料理だと認識しているはずです。



ところが、最近、そのからくりにちょっぴり気づき始めたのが、息子B。
今日の昼にチキンのクリームシチューを出し、大急ぎで圧力鍋を洗い、夕飯は、スペアリブのビーフシチューにしたら、
「僕は、ビーフシチューの方が好きだな。肉が変わっているだけだけど・・・」
と、鋭い一言。
むむむっ。なかなか侮れない。
やっぱり同じ日の昼と夜に、同じ野菜を使った「ルー違い」のシチューを出したのは、あまりにも迂闊でした!