いいとこどり

後数日で新学年がスタートします。
塾の先生からも、いろんなご指示が出ると思いますが、一番大切なことは、塾の先生を信頼して、言われたことを言われたように、言われた順番・手順でやることだと思います。



息子A・Bの同期生や、周りの受験生を見ていると、すごくその大切さを実感します。
何と言っても、塾の先生は、中学受験に関しては、誰よりも経験があり、ノウハウを知っている人だといえます。
親や学校の先生で、中学受験について、塾の先生より情報を持っている人は、まずいないでしょう。



一昨年、受験をして不合格となってしまった子どものお母さんが、
「やっぱり名古屋に住んでいる人は、入ってくる情報量が違ったわ。うちは、情報が少なくて失敗した」
と、おっしゃっていました。
でも、私からすると、我が家の10倍くらいいろんな情報を知っておられました。



河合塾の単発の講座で○○はとったほうがいい。
とか、
東京からの移転家族が増え、東京出身の受験生が増えたので、不利だ。
とか、
河合塾コミュニティースクール(地方の塾)では、レベルが低い、といって途中で本校へ変わった方が有利だ。
とか、
とにかく、いろんな話をしれました。


でも、このお母さんが一番勘違いしているのは、情報量が多すぎて、「○○をするといいんだって」というすべてのやり方を試してしまったところにあると思うのです。
河合塾のやり方でやってみようと決めたら、最後までそのやり方で付いて行くしかないと思います。
名進研のやり方でやろうと決めたら、そのやり方で付いて行くしかないだろうし、A塾なら、そのやり方でやるしかないでしょう。
一番良くないのは、すべてのやり方の、いいとこどりをしようとすることだと思います。



我が家は、塾の先生から言われたように、土曜日のテストゼミや統一テストで使った問題は、消しゴムできれいに消して、コピーして、何度もやりました。特に、統一テストの解説は、親が読むと、目からうろこの、すんばらしい解説がついています。もしも、解説をなおざりにしている人がいたら、宝を無駄に捨てているようなもんです。