新学期始動

四月から平成二十年度がスタートしました。
昨日は、職員写真をとる日でしたから、久々に勤め先の学校へ顔を出してきました。
新卒の方をはじめ、転入していらした先生方も何人もいらして、職員室の空気が変わっていました。
若い人が目立つようになってきました。世に言うところの団塊の世代が退職される時期で、ひょっとしたら、ここ数年は新卒の採用も例年よりも多かったのかも知れません。うちの中学でも平均年齢が二歳くらい若返ったような気がします。
今年から用務員さんも随分若返りました。前の方は退職されて、職員一同胸をなでおろしていることと思います。ここではその話題は割愛します。怖すぎてここで紹介するような勇気がありませんので・・・・・

学校全体で22クラスという編成となり、職員室は歩く隙間も無いほどの大入り満員状態です。
人の椅子のキャスターにつまづきながら、椅子の背にかかったジャケットなども引っ掛けながら、床に置かれた鞄を蹴りながら、狭い通路を歩くのは至難の業です。



ところで早速、教務の先生から、今年度の三年生の選択で教える内容を書いた書類を提出するように言われました。
待っていましたよ!
今年は去年の轍を踏まないように、この一ヶ月間ずっと考え続けてきました。去年は、訳のわからないうちに、「漢字検定五級」なんていう、底辺の生徒しか集まらないクラスを担当してしまったので酷い目に遭いました。
今年の私の「国語の選択」クラスでは、ターゲットを上位・もしくはやる気のある生徒に絞ったテーマに決めました。
「古典の海にどっぷり漬かろう。主に古文読解を取り扱います。難問の読解にもチャレンジしましょう」
どうです?古典の海にどっぷり漬かりたい人って、そんなにいないでしょ?一年・二年で出てきた教科書の古典を読んで、面白かったと思えるような生徒は、国語が好きな生徒でしょうから。
【ちなみに私は、中学のときに学校の図書館の「現代語訳でよむ古典」シリーズの愛読者でした。なんちゃって古典でしたが、これを読んでおいて、国語教師をやっている今、すごく救われています。】
願わくば少数精鋭クラスで教えたいです。