イナアガー

育ち盛りの男の子が二人いると、牛乳の消費量は一日平均1本を超えます。
息子Bの方は、身長が伸びてほしくてたまらないというお年頃ですから、最近特に牛乳を飲んでいるようです。
我が家では牛乳は、飲むだけじゃなくて、食べるものにもよく使います。
一番よく使うのが牛乳プリンで、次がプリンで、次がヨーグルト。
牛乳プリンとは、牛乳と砂糖と寒天の粉で作るものです。寒天は常温で固まるのと、繊維が多い食品という点でゼラチンに大きく水をあけています。
わたしの悪い癖で、一旦マイブームが訪れると、集中的豪雨的に続く傾向があります。
この冬は、週に2〜3回の割で牛乳プリンが登場しました。シンプルに甘さ控えめの牛乳プリンを頂くのもいいですが、やはりデザートとして食べるなら、たっぷりのメープルシロップか、ほろ苦いカラメルをかけて頂きたいですよね。しばらくメープルシロップに浮気した時期もありましたが、やっぱり ほろ苦いカラメルの方が私の好みにあっています。



牛乳プリンを固める素が「イナアガー」という寒天素材のパウダーです。
原材料は寒天ですが、寒天と決定的に違うのは、その口当たりです。ゼリーのようなプルルーンとした弾力があって、常温でも固まり、しかもゼリーのように溶けないという優れものです。
一方、牛乳・砂糖と材料は全く同じでも、杏仁豆腐を作る時には、イナアガーを使うより、寒天パウダーを使った方が美しく出来上がります。
寒天パウダーは、どこのスーパーでも売っていますが、「イナアガー」は、どこにでも売っているという商品ではないので、見つけたときにはまとめて買ってきます。
ゼリーやババロアは、夕飯の片付けをしながらチャチャっと作って冷蔵庫で固めるだけです。
特にこれからの季節には、作って冷蔵庫に入れておけばデザートにオヤツに手軽に食べられます。イチゴ・バナナ・オレンジ・キウイなども一口サイズにきってタッパーに入れておくと、トッピングも簡単にできます。

アイスクリームよりカロリーは低いと思います。