授業開始  その②

プリントを配り、一分間で20問の漢字を書いてください、というと、
「こんな漢字、簡単すぎるしぃ」
という反応でしたが、一分間というタイトな制限時間にけっこう集中して取り組んでいました。
「簡単。簡単」
を連呼する生徒たちに、、それらの漢字のすべての部首を三分間で書け、というと、
「簡単。簡単」の声が一気に静まりました。


三分後に、一人ひとり順番に答えを言わせていくと、知らないものばかり。特に?の「点」の部首が黒だというと、
「えー?何で何でなんでよ〜」
との思ったとおりの反応が。
「わかったかい? これが、ポリシー?の、『?』の気持ちなんだわぁ。」


黒板に「点」の旧字を書いて、漢字には旧字体があって、現在私たちが使っている漢字には、旧字体を省略したものもあるんだよという説明を加えると、またまた思い通りの
「へぇ」
が出てくれました。そこで、再び
「わかったかい? いまのが『へぇ』が、『!』の気持ち」
と言ったら、素直に納得してくれました。


初日の反応としては、思い通りに進んだので、まあまあ満足できました。
次回から、いよいよ本格的に授業が始まります。
これで、少しは手なずけられたんじゃないかなぁ。


男は田・犬は犬でケモノ偏の元・右はノから・左は一から・天は上が長い・点は黒・学と字は子