保健室のカラー

久々に、用事があって保健室にはいることがありました。
毎度のことですが、保健室には、定年間近の窓際族みたいな、腑抜け状態の生徒が屯していました。
男子が三人、保健室のテーブルを囲んで偉そうにふんぞり返って座っていて、養護教諭と空き時間のある先生が相手をしていました。


去年まで保健室を占拠していた、「一目で不良」とわかるタイプの生徒とは違い、「腑抜け」でしかも「意地の悪そうな」目をした三人組。
毎年、占拠する生徒のカラーによって、保健室のカラーも変わるものなのね。


家では、どんな顔を見せているのかしら?
意外と従順な表情を見せているんじゃなかろうかと、思ったりしました。
なぜなら、「一目で不良」君たちは、自分は不良をやっているというパフォーマンスを常に見せていて、「不良ぶり」が板についていたのですが、今日、保健室でふんぞり返って座っていた人たちは、そういうアピール度が低いように感じたからです。
たとえば、頭髪にしても、割合きちんと刈ってあったり、服装にも特別乱れた様子が見られなかったからです。
これが「一目で不良」君なら、まず制服のカラーはしてないし、ボタンはしめてないし、ズボンは下がっているし、スリッパは破れているし・・・・という お決まりのサインがあるはずです。


子どもが授業中に教室にも行かないで保健室でふんぞり返っているというのを、母は知ってるのかなあ?
知らなかったらお気の毒だけど、わが子のそうした実情を知るというのは、正直なところ、もっとお気の毒だわねぇ〜。