助詞

今やっている単元が終わると、いよいよ文法の山場である助詞・助動詞に入ります。
難しいところなんですが、国語の先生で、どなたか
「こういう教え方が一番いい」
というようなものがありましたら、是非ご教授いただきたいです。



私の心積もりとしては、まずは助詞から入ります。
中学の助詞では、格助詞・副助詞・接続助詞・終助詞の四つにわける分類法をとっています。
副助詞以外は、それでもなんとか説明がつきますが、問題は副助詞です。
「さまざまな語に付き、ある意味をつけくわえるもの」
というのが副助詞の役割です。
「ある意味を付け加える」ってどういうことよ?


一番分かりやすいのは、格助詞「が」と副助詞「は」を対比させて、意味がどう違うかを検証させること。

有名なところでは、
A「昔むかし、あるところに、おじいさんとおばあさん  住んでいました」
B「おじいさん は、山へ芝刈りに、おばあさん  川へ洗濯に行きました」

C「昔むかし、あるところにおじいさんとおばあさんは住んでいました」
D「おじいさんが、山へ芝刈りに、おばあさんが川へ洗濯にいきました」
としたら、日本語として成立しなかったり違和感があったりしますよね。
やっかいのは、CとDは三歳児でも違うっていうことが分かるという点です。
ここまで分かりきっていることを改めてどこがどう違うのかと検証するのは難しいのです。



答えを言いましょうか?
「が」には、未知の情報や新情報の事柄を説明するときには使用できます。
「は」には、既に知っている情報や、旧情報を説明する事柄を説明するとき使います。
「誰がガラスを割ったんだ?」・・・この話し手は、ガラスを割った人が誰なのか知らないので「が」を使っています。
他にもたくさんありますよ。暇があったら考えてみてください。