ヘアダイ

老いも若きも、髪の毛を染めることに抵抗がなくなってはおりますが、さすがに中学生の髪の毛が茶色というのは違和感があります。


数週間前に、一人の女子生徒が朱色っぽい茶色に染めてきて、職員室内に波紋が広がりました。
彼女のヘアダイに関しては、どうやら親も同意の上での行動だったというのが、今回の騒動をより大きくしたようです。
先生方の思惑としては、
「お宅の娘さんが校則を破って髪を染めて学校に来ました。つきましては、黒く染め直してから来させるように」という電話一本でもとに戻ると思っていたら、とんでもない間違いだったということです。


この件がどう決着したかは知りませんが、今日、廊下でまた、別の生徒がマッチャッチャの髪の毛をしているのを見ました。
近頃は、生徒のみならず、親の感覚が教師の感覚とズレているのを実感します。


前の勤め先では、毛を染めてきた生徒には、先生が黒いスプレーをかけて黒くするというようなこともしていましたが、聞くところによると、黒いスプレーのせいで制服が汚れたと、逆に文句が出るそうです。
そういえば、ニュースで、学校が没収した携帯電話の電話料金を支払えと言いがかりをつける親もいるというの記事をきいたこともあります。
自分の非は棚に上げて、自分の主張だけを我が物顔にする人って、いったい何なの?
こんな人たちに、学校は、どうやって対処していくべきなんでしょうかねえ・・・・・