あつかった・・・・

昨日、三時間目の授業中に、救急車のサイレンが学校に近づいてきました。
生徒は一斉に
「なんだなんだ?」
と、落ち着きません。


「皆のもの、静まれ静まれ。先生が逐一詳しく実況中継してあげますから、演習問題に取り組むように・・・」
と、生徒を落ち着かせ、まあ適当に、生徒の野次馬心を満足させる程度の中継をしてやりました。
中継といっても、
「只今、救急隊員が車から出てきましたが、慌ただしい様子はなく、特別差し迫った事態ではなさそう」とか、
「教頭先生が、救急隊員を案内して校舎に入っていきました」
程度のものですけど・・・・


後で聞くところによると、この暑さで授業中に気を失ってしまった生徒が運ばれたそうです。
体育の授業とか、屋外の活動とか、特別なことではなく、普通の教室での授業中のことだそうです。


教室の中は、想像を絶する暑さです。
室内に温度計は設置させていませんが、風がソヨリとも入らない教室に35人の生徒がいます。


「先生〜、ここで頭使ったら、脳みそが悪くなりそうです。」
「そうだねぇ、確かに悪くなりそうだよね。今日は10分早く切り上げて、私の怪談を聞かせてあげます。せめて涼しいひと時を過ごしてもらいます」
と、取って置きの怪談話をサービスしてあげました。
こんな状況で、六時間も正気を保てる大人がいたら、名乗りを上げてほしいくらいです。