へちま

毎朝、律儀にツルを伸ばしてくれるのが庭のヘチマ。
ヘチマは基本的には一本の茎をズンズン伸ばしていきます。だから、放っておくと、あっという間に上へ上へと伸びて行きます。
私のように、窓を緑のカーテンにして日光を遮りたいと計画している者には、この性質を知らないと、緑のカーテンではなく、緑の紐が出来上がってしまうという困ったことになります。
カーテンにするためには「つづれおり」になるように、上へ伸びようとするツルを90度折り曲げて、地面と並行にしてやります。



先日も、朝の日課であるこのヘチマの茎の矯正をしておりましたら、強く曲げすぎたのか、ポッキリと茎が折れてしまいました。
「あらら・・・」


翌日から、折れてしまった茎は、その後、どうなるのか観察してみますと面白いことが判明しました。
折れた所はもう新しい茎を伸ばす気配はありません。
しかし、折れた箇所から20センチくらい下の、葉が出ているところから、新しい茎が伸び始めたのです。


去年までは、手が届かないくらいまで延びてしまうと、はしごに登って手入れしてました。けっこう大変な作業でした。
しかし適当なところで茎の先端を折ってやれば、その下からまた新しい茎が伸びる方向を90度変えて生育してくるのがわかれば、今年はある程度まで伸びたら、ポキポキ折って、葉を密に茂らせることも出来ます。


ヘチマを育ては、毎年新しい発見をもたらしてくれます!