文理選択

高校生の息子Aの学校で、現高校一年生の親を対象にして文理選択の説明会が開かれました。
私が高校だったころも、一応文理選択がなされて、それなりに悩んだ覚えはありますが、もやは30年も昔のこととなりました。また現行の大学受験のシステムも当時とは比べ物にならないほど複雑化してして、まったく別物と思ったほうがいいくらいいです。



知らない間に、大学受験ってものすごい進化を遂げていました。
一般受験のほかに、学校推薦とかAOだかOAだか知りませんが自己推薦なんていうのもあるそうです。医学部の地方枠が増えるとか、後期日程を減らす方向にある中で、地方の大学では逆に後期日程の方を充実させて学生の獲得を狙うところもあるとか・・・・。複雑すぎて、一回話を聞いたくらいでは全然理解できませんでした。



なんか、こんな話題を聞くと、うちの息子も受験生の仲間入りをしたような気がして、親としても緊張してきます。
そんな親心を察知してか、
「親は、もうエンジン全開で、子どもに勉強しろといいたくなりますが、子供がやる気を出すのは、高校二年の九月からです。これは間違いないことですから、今から言っても仕方ないですよ」
とのこと。
九月というのは、この月の終わりに、学園祭が行われることを指します。




けっこう受験生というのは些細な言葉に敏感で、例えば公開模試の結果が出て、悪かった時、親は慰めるつもりで
「残念だったね」
と言います。これで終わっておけばいいものを、
「でも、本気を出せば絶対にもっといいはずだから」
と、付け加えたりします。
実は、本人は、かなり本気で臨んでいたりして、そんなときに親から、今回のは、本気じゃなかったんだよね〜、みたいな事を言われると、落ち込むそうです。


見かけは日々おっさん化してくる高校生ですが、デリケートな部分もあるみたいです。