手持ちの食器

数日前のプログで、私は手持ちの洋服の数が少ない方の部類に入ると書きました。
一方、私は手持ちの食器は多いほうの部類かも知れません。



しばしば主婦向けの雑誌などで、キッチンのスリム化についての特集があります。
たいていは、食器棚の七割にに収まるだけの食器の量が理想だというふうにかかれています。
わたしもその意見にはまったく同意で、乗車率120パーセントのキツキツの食器棚の奥から、何かをわざわざ取り出して使おうという気持にはなれません。
我が家の食器棚は、七割とは言いませんが、八割程度に収まるようにしています。
では、手持ちの食器が多いというのは、どういう意味かと思われたことでしょう。
実は、私は食器棚自体が大きくて、私の知人のものと比べても、二倍くらいの量が収納できる大きさになっています。



洋服は、古びたり、体系的に着られなくなったり、流行があったりして、処分する理由は山ほどありますが、食器は、割れない限り処分の理由がみつかりません。
例えば、五人用の銘々皿が二枚欠けたとしますね。すると三枚になって、四人家族の我が家には使いづらい状況になった・・・・こんな場合には、私も処分するかもしれません。
ただ、新婚当時、なれない家事(皿洗い)で手を滑らせては、こういう状況を何回か経験した後、気がついたのです。
「五人組のセットで売っているものは、実は二組買ったほうが長く使えるんだ」と。
それ以来、気に入って買ったものは、十枚、もしくは八枚というふうに揃えています。
だから、よほど大量に割ってしまわない限り、後家茶碗になるということがなくなりました。
そのような訳で、半端物になった食器を処分することがないのです。
食器は、洋服と違って、現役時代が長いので、買う時に厳選してすごく気に入ったものしか買いません。だから、わたしの食器棚の中身は、増えることはあっても減ることがないのです。