国語選択

そろそろ三学期の教材の準備をはじめないと・・・・
三年生の国語選択授業、三学期は全部で六回しかありませんから、長編を読み始めて途中で切れるというのもなんですから、一話完結ということで、今昔物語と徒然草から、読み物として面白い作品を取り上げることにしました。



第一回目は、徒然草から「女が男を磨く」みたいな話を選びました。
実は、数日前に、本屋さんで、とっても面白い文庫本を見つけてきました。
しばしばありがちな「対訳徒然草」ではなくて、文法事項の一切ついていない読み物としての徒然草を買ってきたのです。
しかも、しばしばありがちな「無味乾燥」ものではなく、読んでいて「クスリっ」と笑えるような、一昔前に一世を風靡した桃尻語訳的な訳がついていて、とっつきやすさとしては言うことなしの優れもの。



まあ、一応は受験生を相手にしているわけですから、高校入試にありがちな設問もいくつか作りますが、スタンスとしては「古典の世界でちょっと息抜きしてね」的な教材にするつもりです。
だいたい、教科書の古典って面白くないのが多すぎるよね〜。まず男と女が一つの場面に登場しないっていうのが不自然すぎるでしょ。この世の中半分は男で半分は女なのに。
畢竟、僧の失敗とか、女房の取りとめのない話とか、貴族の噂とか、そんなのしか知らないでしょ?
私は中学のころから、いろいろエッチなのとか艶めいたのとかエグイのとか読んでいたから「古典ってめっちゃ面白い」と思っていました。そういう面白さが伝わればいいなぁ、と思っています。
パソコンに向かって教材を作っていると、息子たちからは
「そんなエグイ話やエッチい話を読んで恥ずかしくないか」
といわれますが、オバサンには恥ずかしいものなんて「ほとんど」ないのです。ルン!